こんにちは(o´▽`)ノ
今回は自然薯等から生まれる、「むかご(零余子・珠芽)」について、注意点等まとめたいと思います。名前は虫みたいですが、食べ物です。
この記事のむかごは、ヤマノイモ属(Dioscorea属)について記載したものです。
むかごとは?
むかご(零余子,珠芽)とは植物の栄養繁殖器官のひとつ。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。
食材として単に「むかご」と呼ぶ場合、一般にはヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のむかごを指す。灰色で球形から楕円形、表面に少数の突起があり、葉腋につく。塩ゆでする、煎る、米と一緒に炊き込むなどの調理法がある。また零余子飯(むかごめし)は晩秋・生活の季語である。 wikipediaより
ざっくり、ヤマノイモ(自然薯)、ナガイモに関して言えば、小さな芋という感覚でよいと思います。本体の自然薯やナガイモほどではありませんが、若干粘り気があります。個人的にむかごは好きです。簡単に採れますし、、
収穫時期・収穫方法は?
収穫時期は9月下旬から11月初旬頃です。葉の根元に出来ます。
その頃のむかごは、つまむと「ぽろっ」実に簡単に収穫できます。簡単に取れるくらいが食べ頃の目安だと思われます。
むかごを作るヤマノイモ属
ムカゴを作る種は少ないようです。ムカゴを作り、食べられるヤマノイモ属は3種類だそうです。
食べられるむかご:ヤマノイモ(自然薯)、ナガイモ、カシュウイモ(宇宙芋・エアーポテト)
食べられないむかご:ニガカシュウ
ヤマノイモ
ヤマノイモ(山の芋、学名:Dioscorea japonica)
自然薯(ジネンジョ)を呼ばれる芋です。非常に粘り気が強く、少しの量で沢山のとろろが出来ます。美味。ナガイモに比べると高価です。知り合いは、掘ってきた自然薯を1kg8000円で料亭に売っているそうです。
掘るのは非常に大変ですが、ムカゴは簡単に取れるのでありがたいですね。根ほどではありませんが、むかごも粘り気があり美味しいです。
オニドコロ(鬼野老)はムカゴを作らない
ヤマノイモ(自然薯)と葉が良く似ており、食べることが出来ないオニドコロは、ムカゴを作りません。そのため、オニドコロは、ムカゴに関しては気にしなくても良さそうです。
多摩丘陵の種子植物の総索引より
ナガイモ
ナガイモ(長芋)(Dioscorea polystachya)
スーパーでおなじみの芋だと思います。とろろ御飯や、サラダ、煮物、炒め物とおいしくいただけます。自然薯よりは粘り気はありません。むかごも同様だと思います。
自然薯とナガイモの交配種?
自然薯とナガイモが交配したものも山にあるそうです。味は、自然薯には劣る(味が濃くない?)そうです。
宇宙芋(エアーポテト)
宇宙芋(エアーポテト、カシュウイモ)(Dioscorea bulbifera)
東南アジア原産とされる、ヤマノイモ属の一種です。大きなむかごをつけます。ジャンボムカゴです。形が隕石に似ている為、宇宙芋と呼ばれているそうです。
写真は完熟していません。大きいものは掌サイズになります。
ニガカシュウ(食べられない)
ニガカシュウ(Dioscorea bulbifera)
学名が、宇宙芋と同じですね。宇宙芋は、ニガカシュウの変種が何かでしょうか。
非常に苦味があるので、齧ってみるとすぐ分かるそうです。
植物雑学事典より
むかごは、金平糖のようにごつごつしている様です。
湖国の花より
むかごから、自然薯は栽培できる?
むかごから、自然薯、ナガイモなど栽培できます。むかごを植えておけば芽が出ます。
しかし、芋が食べられるまで数年は必要との事です。ムカゴも、1年では厳しいと思います。
「むかご」の本来の蒔き方は、秋にむかごを収穫した時にすぐに地面に植えるのだそうです。私も、畑や、庭の1角に植えて実験をしたいと思います。毎年、すぐにむかごが取れる生活、、、いいですね!
むかご御飯
むかごを使用した一番有名な料理は、むかご御飯です。
バター醤油や、茹でて塩で食べるのもお勧めです。美味しいですよ(o´▽`)ノ
白ごはん.comより
まとめ
私が知らなかっただけで、探してみると自然薯はそこらに生えていました。山の奥にあるイメージが強かった為、「こんな所にも自然薯あるんだ。」と新鮮な驚きを感じます。山菜について知ることは、野草が「草→食べられる」に変化し、とても楽しいです(o´▽`)ノ ハイキングもより楽しくなります。
今回手に入れた自然薯むかごを植えて、毎年むかごを楽しめるようになる事を夢見たいと思います。
ご覧頂きありがとう御座いましたm(_ _)m