見分けはこんにちは(o´▽`)ノ
ピグミーサンフィッシュの生息地や詳細について情報が少ないので、すぐ調べられるように画像や、情報などのリンク集を作ってみました。
海外の情報も多いので、是非ご覧下さい。グーグル翻訳を利用すれば何となくわかります。
※調べてみるとサイト毎に情報が違うことがあります。適宜取捨選択をして下さい。
※ピグミーサンフィッシュの中で特に希少なブルーバード(オカティエ)は時折ヤフオク!で出品していますのでよろしければご覧ください。
ピグミーサンフィッシュの種類
英語版のwikiでは、7種類確認されているそうです。
Elassoma alabamae(spring pygmy sunfish) アラバマ
●動画は見つけられませんでした。
名前の通り、アメリカアラバマ州に生息する種の様です。spring pygmy sunfishと呼ばれています。グーグル翻訳すると「春のピグミーマンボウ」というとんでもない変換になります。
RED LISTではCritically Endangered (CR) – 「深刻な危機」<近絶滅種>(絶滅危惧IA類)に指定されています。詳細は、海外wikiやREDLIST情報をご覧下さい。
Elassoma boehlkei(Carolina pygmy sunfish)カロライナ
あまり情報がありません。ノース・サウスカロライナ州で発見されているそうです。RED LISTではVulnerable (VU) – 「危急」<危急種>(絶滅危惧II類)に指定されています。
後述のブルーバードとよく似ています。両者の違いはこちらの論文に記載されています。見てみると分かりますが、同じ種の間でも個体差(線や棘条など)があるようです。
Elassoma evergladei (Everglades pygmy sunfish) エヴァーグラディ
生息範囲は比較的広く、アラバマ、ジョージア、サウスカロライナ、フロリダ州にいるそうです。一番安価で手に入りやすい種だと思います。色彩は、黒い体に点々とラメが入ります。発色していない時の雄は下のようになっています。
RED LISTではLeast Concern (LC) – 「低懸念」<低危険種>に指定されています。
繁殖サイズは小さめ
繁殖サイズはブルバードやオケフェノキーより小さいです。下の動画は繁殖サイズのエヴァーグラディとブルバードを比較したものです。小さい方がエヴァーグラディです。
Elassoma okefenokee(Okefenokee pygmy sunfish)オケフェノキー
RED LISTでは、エヴァグラディと同様、Least Concern (LC) – 「低懸念」<低危険種>に指定されています。
フロリダ州、ジョージア州に生息しています。ジョージア州には名前の由来?である、オケフェノキー湿地があります。ワニが大量に生息しており、オケフェノキーは現地インディアンの言葉で「震える大地」という意味らしいです。何だかカッコいい、、
Elassoma okatie (bluebarred pygmy sunfish)ブルーバード
RED LISTでは、Vulnerable (VU) – 「危急」<危急種>(絶滅危惧II類)に指定されています。サウスカロライナ州、ジョージア州が産地です。私も飼育していますが、非常に美しい個体だと思います。殆ど流通しておらず、本家アメリカの情報も少ないです。3.4cmぐらいに達するという情報もあります。
●論文
Elassoma zonatum(banded pygmy sunfish)バンディッド
RED LISTでは、Least Concern (LC) – 「低懸念」<低危険種>と指定されています。
エラッソマ属の基準種、他の種よりも大きく、4.7cmぐらいになるとことも。ただ殆どは、3.5cmが殆どのようです。インディアナ州、イリノイ州に生息しているそうです。基準種です。海外wikiで詳細に説明されていますので情報収集にはよいと思います。海外のHPを見ると、販売しているみたいです。日本でもたまに見かけますが、滅多に流通していません。私も欲しいです。さすがバンディッド見事な縦縞です。
Elassoma gilberti(Gulf Coast pygmy sunfish)ギルバータイ、ガルフコースト
RED LISTでは、Least Concern (LC) – 「低懸念」<低危険種>と指定されています。
フロリダ州、ジョージア州に生息しています。フロリダ州のスワニー川でも確認されています。スワニー川は、ドワーフザリガニのスケミッティと同じ故郷です。オケフェノキーと良く似ておりますが、若干差異があります。詳しくは英語版wikiをご覧下さい。
●インスタ(断定はできません)
ピグミーサンフィッシュの飼育環境
下の動画は野外(ビオトープ?)で飼育している動画です。現地の環境を現していそうなのでご紹介します。藻がたくさんです。しかし美しいですね。
バンディッドの、wiki情報が有用そうな内容が多いです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Banded_pygmy_sunfish
雌雄の見分方
雄はある程度成長するとラメが入ります。しかし状況によってすぐに色が消退したり、雌もエラ蓋がキラキラしているので雌雄は慣れるまで見分けが難しい場合があります。
エヴァーグラディは結構簡単ですが、ブルーバードは縦縞がメスにも入る場合があるので判断に悩む場合があります。
下の画像はブルーバードです。上は雄、下が雌です。こちらは分かりやすい例です。
下がちょっと分かりにくい例です。
たまに本当に微妙な個体がいます。
個人的な簡単な見分け方
最近発見したのが、部屋を暗くしてライトを照らすと分かりやすいです。
ライトを照らしてボディが全体的にキラキラしたものが雄です。メスもちょっと光ります。
エヴァーグラディ
雄
雌
ブルーバード
雄
雌
いずれにせよある程度成長しないと特徴が出ないのでそれまでは判別は難しいです。
ピグミーサンフィッシュの繁殖
ピグミーサンフィッシュは、求愛ダンスでメスを自身の縄張りに誘い込んで交尾を行います。紺色に染まり、ラメが輝くその姿はまるで宝石の様です。ヒレと体をひらひらと動かすその様は、とてもキュートです。
ブルバードの求愛
オケフェノキーの求愛
卵は、水草に産み付けられます。
オス同士は激しく争う
オス同士は激しく争います。お互いのヒレがボロボロになるまで争っています。ペアでの飼育ではヒレがボロボロになる事は殆どありません。
稀にオスがアグレッシブすぎてメスのヒレがボロボロになっている時がありますのでそういった時はオスを入れ替えた方がいいかもしれません。
下の動画はオス同士の喧嘩です。強めにやりあっています。
稚魚はインフゾリア必須
稚魚は非常に小さい(1mmぐらい)ですので、インフゾリアなどの小さな微生物が必須です。効率的に増やしたい場合は、インフゾリアを沸かすことが重要です。
下の動画は、私がブリードしたブルーバードの稚魚です。ゾウリムシを食べている様子が分かります。じっくり考えながら?最後に食べています。
少し大きくなるとブラインも食べるようになります。お腹がブラインでピンク色です。
掬いづらい
ピグミーサンフィッシュは網ですくうのにとても難易度が高い魚です。本当に上手に逃げます。なんならプラケにいる個体を網ですくうのも苦労します。ベタやメダカがどれかけのんびりなのかが分かります。是非味わってみてください!
ピグミーサンフィッシュの寿命
ピグミーサンフィッシュの寿命は、英語のサイトを見る限り、凡そ2年程度の様です。少し大きめの、バンディッドは3年とも記載されています。
参考URL(英文)
●https://gakrakow.github.io/profiles/elassoma_okatie.pdf
●http://theaquariumwiki.com/wiki/Elassoma_evergladei
●http://genomics.senescence.info/species/entry.php?species=Elassoma_zonatum
日本で流通・累代されている種は?
私が今まで見た中では、エヴァーグラディ、オケフェノキー、オカティエ、バンディッドの4種類が確認されています。ギルバータイについては、過去にエヴァーグラディを間違ってギルバータイとして販売されてた事があるようです。圧倒的に多いのは、エヴァーグラディです。その後は、オケフェノキーでしょうか。オカティエ(ブルーバード)や、バンディッドを見つけた時はチャンスかもしれません。