こんにちは(o´▽`)ノ
今回はレッドビーシュリンプを無加温で飼育した情報を頂きました。貴重な情報なのでまとめませていただきました。
チェリーシュリンプは、ビオトープでも越冬を確認しており既に何年もビオトープのみで命を繋いでいます。
ではレッドビーシュリンプは無加温で越冬可能なのでしょうか。
環境・期間等
環境
屋内無加温で飼育。20cmキューブ。ろ過はなし(水流を作らないようにするため)
外気温
1月:最高温度は5℃ 最低温度-3℃
2月:最高温度11℃ 最低温度-4℃
期間
1月14日~2月3日まで3週間弱
実際
1月14日(計測時気温10.8℃。水温は9.2℃)
7匹のビーシュリンプを無加温飼育。
隠れ家にシェルター、ウィローモスを設置。
温度は計測時は気温10.8℃。水温は9.2℃。
1月31日(計測時気温が0.5℃ 水温は1.2℃)
飛んで1月31日。餌をさがす様子はなく動かなかったとの事。落ちた個体はいない。
温度は、気温が0.5℃ 水温は1.2℃。
2月3日(計測時3.9℃。水温は4.3℃)
落ちた個体が現れたため中止。
気温は3.9℃。水温は4.3℃。ただ日中では0.5℃になる時間もあり。
気温が0℃近くなる中でも、7匹中4匹生存。
結果
屋内が0℃近くなる環境ではある程度までは生きているが、無加温で越冬は難しいと思われます。
ビオトープで越冬できる?
ビオトープはさらに環境が厳しくなるので越冬は難しいと思われます。水量をかなり多くし、底の温度が4℃になるようにしても厳しいのではないかと思います。
何度までなら無加温飼育が出来る?
私は15℃で飼育していた時はツマツマしており元気でした。抱卵した個体もおります。そのため15℃なら良さそうです。
無加温スレのまとめでは、10℃~15℃内で飼育が確認できているとの事です。
今回の実験では、温度が5℃を下回った時があっても一時的に耐えたという事が分かりました。そう考えると無加温スレの10℃~15℃は妥当な範囲ではないかなと思われます。
15℃~10℃が攻めた温度で、10℃下回ったらレッドゾーン突入で、5℃以下は長くは生きられないと思います。
温度調整は↓のようにサーモスタット付のヒーターがおすすめです。
水温の変化速度は水量による
ちなみに無加温の場合、水温の変化速度は水量によります。
今回は20cmキューブ水槽という小さな水槽でしたので周囲の温度と水温が一緒になりやすいです。
逆に120cm水槽の場合などは温度が下がる(上がる)まで気温とかなりずれが生じます。
水槽が大きく日中が暖かい場合は、ヒーターの温度を少し下げて様子を見る等もできると思います。
参考
≫【無加温スレ】無加温水槽の放熱シミュレーションをしてみたヨ
まとめ
電気代高騰でアクアリウム業界は逆風です。電気代をなるべく節約したいと思う方はたくさんいらっしゃると思います。
レッドビーシュリンプに関しては、温度が10℃は下回らないように飼育していただいた方が良いと思います。10℃も正直厳しいかもしれません。低くても15℃ぐらいがおすすめです。
またビオトープで屋外飼育は難しいのでお控えいただいた方が良いと思います。
以上参考にしていただけると幸いです。基本ヒーターを入れてあげて20℃以上を保ってあげられるのが一番ですが、、、。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。