こんにちは(o´▽`)ノ
今回はワイルドベタの中で有名なアントゥタについてまとめました。私が飼育・繁殖した限りで記載していきます。ご了承ください。
アントゥタとは
アントゥタは、ユニマクラータグループに属するワイルドベタです。ベタというとタイのイメージがありますがアントゥタの故郷はボルネオ島です。ボルネオ島のアントゥタ村という村の近くで発見されたようです。成熟したオスは頭部が青く煌き非常に美しいベタです。
ターコイズドラゴンとは?
アントゥタの事をターコイズドラゴンと呼ぶ事もあるようです。アントゥタの中である色彩(頭部まで煌きを持つもの)を持つものをターコイズドラゴンと呼ぶといった情報もありました。詳細については私は分かりません。
私立別府水族館様に詳しく記載されています。
飼育方法について
飼育方法について記載いたします。
餌
餌は人工餌、生餌なんでも食べます。餌を入れた瞬間に飛びつくこともしばしばです。餌を与えるときよく目があいます。
クロレラなどの植物性の餌はあまり近づいてきませんでした。
温度
温度は、29℃~15℃まで経験しています。15℃ぐらいになるとあまり動かなくなります。この辺りがぎりぎり下限かなと思います。亡くなってもおかしくありません。
pH
私はpHは全く調整しておりません。私の環境ではpH6台で推移していると思います。
pH7~8で飼育されている方もおりました。
水替え頻度
水替え頻度は環境に大きく依存いたします。参考までに60cm水槽、ソイル、大きなスポンジフィルターろ過で数ヵ月水替えしなくても餌食いも良好、繁殖もしております。
私の場合は、様子を見て調子が悪そうかどうか判断しながら換水しています。
無難なのは週で3割~半量換水かなと思います。
注意点
ジャンプする
ワイルドベタにあるあるですがジャンプします。百聞は一見に如かず下の動画を見てください。
結構な高さを飛びますので「ガラス蓋」をしておくのが無難です。ついガラス蓋を閉め忘れて次の干からびたアントゥタが、、、なんてことが数回ありました。それぐらいの頻度で飛びます。ご注意ください。
ちなみに
水槽から飛び出したベタはしばらく生きています。一時間ぐらいは運が良ければ生きている事もあります。しかも結構動きます。水槽にいなかったら広範囲で探してみてください。
繁殖について
全体像
彼らはお互い見つめあい、次第にくるくる回り始め身を寄せます。この動きを何回も行いいつしか産卵に向かいます。下の動画をご覧ください。
産卵後オスは丁寧に1個づつ卵を拾い、口の中で育てます。この様なベタの事をマウスブルーダーと言います。
下の動画の様にしゃくれた顔になりますのですぐ分かります。
ちなみに
泡(泡巣)を作って子育てするベタをバブルネストビルダーと言います。
ペア飼育
繁殖させたい場合はペア飼育が良いでしょう。多頭飼育だと喧嘩も多いため繁殖には不向きだと思います。
温度
見ている感じ20℃以下では交尾はしていません。20℃越えるとお互い意識し始めます。無難なのは26℃前後でしょうか。
20日ぐらいで吐き出し
20日ぐらいで孵化した稚魚の吐き出しが見られます。吐き出すと回収が大変ですので、14日以降ぐらいで強制的に排出してもいいかもしれません。下の動画は20日前ぐらいだと思います。
飲み込んでしまう
交尾をしてオスが卵を咥えるまではスムーズにいくことが多いです。その先が問題です。咥えて3~5日ぐらい経過すると飲み込んでしまう事が多いのです。飲み込むと天国から地獄に落とされた気持ちになります、、、。
原因は未授精のためかストレスなのか、色々研究してみましたが原因はまだ掴めていません。
まとめ
アントゥタの飼育方法、繁殖方法について記載しました。アントゥタはpH調整もいらず飛び出しさえ気を付ければ飼育しやすい種だと思います。是非飼育・繁殖させてみてください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。