こんにちは(o´▽`)ノ
私の水槽には、コリドラスやプレコが沢山いるのですが、外部の持ち込み?により水槽全体の生体が白点病に罹患してしまいました。
今まで何となく白点病を治療していたのですが、今回は自分自身の勉強の為・備忘録の為治療経過を記録しました。
治療した環境などを記載して行きたいと思います。
白点病とは?
ざっくり言うと、ウオノカイセンチュウ(イクチオフチリウス)という寄生虫による病気です。白点病について詳しい内容は、以下の記事に記載しましたのでよろしければご覧下さい。
ウオノカイセンチュウも撮影に成功しました。
放っておくとあっという間に、全ての生体に寄生してしまいます。
【治療成功例】実際の治療環境
成功例の薬浴情報です。
実際の様子
写真撮影のため、1匹のプレコを隔離していました。クリックで拡大できます。
1日目
環境を変えた初日です。白点が少量くっついています。この時ヒコサンZを入れています。
2日目
徐々に白点が増えています。寄生している間は薬が効きません。
3日目
薬が効かないと分かっていても増えていくのは嫌ですね。
4日目
この時白点の最高潮です。白いブツブツは本当に嫌です。
7日目
収束しました。
白い点がありますが、プレコにもともとあるものです。5日目と6日目の写真がなくて申し訳ありません、、、。隔離ケースから逃げ出してしまい、写真を撮るのを忘れていました。
実際は、5日目~6日目ぐらいから一気に白点がなくなりました。一応8日目まで様子を見て、薬浴は終了しました。
水槽内に、プレコの稚魚等含めると50~70匹ぐらいいたと思いますが、1匹も死んだ個体を見ていません。
失敗例
成功例と違うのは、温度と薬の濃度です。50%では、なかなか治りませんでした。
ライフサイクルを超える期間薬浴しても、大きな効果がなかったため、80%に濃度を上げました。
温度は、高温によって活性が低下すると言われているため、28℃に設定していました。
この後、成功例1日目に続きます。
プレコ・コリドラスは薬は1/3~1/2程度が良い?
プレコやコリドラスなどのナマズは一般的に、薬品の規定量の1/3~半量が良いとされています。
何故なら、鱗がないためです。鱗からは粘液が出ており、この粘液が免疫や防御に関わっております。
鱗がないと薬品の吸収が早く魚毒性が発生するスピードも早くなります。そのため、ナマズ類は薬の影響を受けやすく、薬品の量を少なくした方がいいとされています。
80%の濃度でも元気でした
今回は、80%濃度で、どのナマズの仲間も元気でした。
いつもと変らず餌食いも良好でした。
下の写真は、生後1ヵ月経過したぐらいの稚魚ですが、元気でした。
キンペコなどは、何と交尾していました。産卵には至りませんでした。
アグテンやヒコサンZは、魚毒性が高い?
白点病の治療薬として、マラカイトグリーン系のアグテンやヒコサンZは、メチレンブルー系に比して魚毒性が高いそうです。
そのため、マラカイトグリーン系は、薬が強いイメージですが、グリーンFゴールドなどの細菌感染症の薬よりは、弱いそうです。
まとめ
今回はあくまで1例としてご覧下さい。ナマズの仲間は、薬に弱いですので、一概に何%が良いかなど言い切れません。
この情報がお役に立てたら幸いです。個体の安否を保証をするわけではありませんのでご自身のご判断で調節してくださいね。
ここまでお読み頂きありがとうございました。