こんにちは(o´▽`)ノ
今回は、アベニーパファーの飼育方法、雌雄判別、繁殖等についてまとめました。
3cm程度の世界最小の淡水フグです。淡水で飼育できる上に、小さいです。今のトレンドを集めたかのようなフグです。
雌雄の見分け方は、頑張って写真に納めましたので、ご覧いただけると幸いです。
※飼育方法はそれぞれだと思いますので、参考程度にご覧下さいね。
アベニー・パファーとは?
アベニーパファー(Carinotetraodon travancoricus)とは、世界最小の淡水フグです。私はずっとパッファーだと思っていましたが、パファーでした、、。産地は、実はインドです。インドのパンバ川などに住んでいるとの事です。
最大サイズは、約2.5cm~3cmです。とても餌に貪欲で、それゆえ人が通ると寄ってきます。寄ってくるのに、覗き込むと一旦バックし、ちょっと間をとるあの感じが何とも言えません。
飼育温度、餌、水換えは?
温度
26℃ヒーターで飼育をしております。
下限は分かりませんが、子供の成長とアベニーパファーの育成記録様では、19℃で死んでしまったと記事に書かれております。あまり低くないほうが良さそうです。
大体22℃~26℃ぐらいが適正でしょうか。
餌
餌は、基本生餌しか食べません。家では、主に冷凍赤虫を与えております。
しかし人工飼料も食べました!ジュン (JUN) クリルグラニュール パッファです。食べるんだと感動したのを覚えています。
オキアミを使用した、クリルでも餌付け可能との事です。
もし生餌が苦手でなければ、グリンダルワームを培養してもいいかもしれません。私は積極的に利用しています。
≫【手軽な生餌】グリンダルワームの培養方法、良い点、注意点等をまとめました!
貝も食べる
また、スネールイーターですので、フタのないラムズホーンやヒメタニシも良い餌になりそうです。
やせた個体がいる
痩せた個体が1、2匹います。雌雄の割合なのか、縄張り争いに負けたのか、サイズが他より小さかったのか、、。
お腹が減っているのか、近寄るとやせた個体が一番に寄ってきます、、。
水換え頻度は?
水換えは、通常の熱帯魚の通りで良いと思います。1週間に1/3~1/2程度でしょうか。過密飼育であった場合は、この限りではありません。
水槽
アベニーパファー数匹であれば、比較的小さな水槽で飼育できます。使用している水槽は、約9Lの、テトラ LEDライト付観賞魚飼育セット RG-20LEです。前面曲げガラスで、LEDライト、フィルターが付いて来ます。お得なほうだと思います。曲げガラスというのはポイントです。両サイドの棒がないので、見やすいですよ。水槽選びでも重要な点です。
この水槽で、アベニパファー5匹を飼育しています。
注意点
小さい水槽ほど、管理が楽で、飼育が容易だと思われがちですが、実は大きい水槽のほうが、管理が楽です。何故なら、水の量が多ければ、多いほど水質の変化が小さいからです。水質の変化は、生体への負担に直結します。本気で繁殖等狙われるなら、45cm(水量約40L)、60cm(水量約60L)水槽をおすすめします。
とは言っても、アベニーパファーは、他魚と混泳しづらいですし、大きい水槽は場所をとります、、、。生体を入れすぎないこと、定期的な水換えをするならば小さい水槽も十分飼育できます。
雌雄の見分け方
下の画像は、雄と雌の写真です。違いを知っておけばすぐに見分けられるようになります。上が雌で、下が雄です。
メス:
・黒い点々がある
・模様が楕円形?に近い
・体がふっくらしています
ごま塩のような点々が全身に広がっています。
模様がやや楕円形に近い
後ろからの写真です。
オス:
・体全体に線がある
・模様が長い
・婚姻線がある
・色がメスより黄色い
一番分かりやすいのが全身の線、しわ?です。メスと比較すると全く違います。一部だけ赤線を引きました。
模様がメスと比べて長いです。
成熟したオスは婚姻線があります。また、メスより黄色の色合いが濃いです。
繁殖方法
・メスを多めに入れる。オスは喧嘩をしやすい。
・同じサイズの雌雄を入れる
・産卵床である水草を入れる。水草は植え付けやすい、ウィローモスやカボンバがおすすめ
●オスは、縄張り主張が激しいので、メスを多めに入れると良いと思われます。
●また、サイズに隔たりがあると、交尾相手として認められず、追われてしまいます。
●産卵床の1つとして水草が挙げられます。産みやすい、カボンバやウィローモスがおすすめです。
繁殖については、他の魚にも共通する(≫インペリアルゼブラプレコの繁殖① 概要)ことがあると思います。大潮を意識する、水換えによる産卵誘発、水換え前にたっぷり餌を与えて元気付けておくなども必要かと思います。
インドにも、雨季と乾季(+暑季)があるため、水換えによる産卵誘発が有効ではないかと考えています。
稚魚の飼育
個人的には産卵より、稚魚の育成が大変かなと思います。
稚魚は、非常に小さく(1mm程度)孵化しても食べられてしまうと思います。そのため、卵をプラケースなどで隔離する必要があります。
餌は、ブラインシュリンプです。冷凍ベビーブラインシュリンプでも良いかもしれませんね。
この餌が、生餌もしくは、冷凍ブラインという所もネックといえばネックです。
繁殖から稚魚の飼育までは、こちらのサイト様が記載されています。
他の小さなフグはいる?
アベニーパファーが、世界最小のフグと記載しましたが、他に小さな淡水フグはいるのでしょうか。
います!
その名も、レッドテールアカメフグです。約5cm程度です。赤い目が格好良いですね。
もう少し大きい個体は?
ブロンズパファーという淡水フグもいます。こちらは約10cmになるそうです。
インドエメラルドパファーは、8cmぐらいです。全身がエメラルドグリーンに染まり、尾ビレが赤く染まるのがチャームポイントです。美しいです。
まとめ
アベニーパファーは、魅力的な魚です。よく考えると、フグが、淡水で飼える!?という時点で凄いことです。
愛嬌のある顔と仕草、人なつっこい性格は、見るものを癒します。気になった方は是非飼育してみてください。
ご覧頂きありがとう御座いますm(_ _)m
こんにちは。
2020年6月頃からアベニーパファーを飼育し始めた者です。
アベニーパファーの稚魚に与える餌の量はどの程度が良いのでしょうか。量、回数などコツがあれば教えていただけると助かります。
繁殖させるつもりはなかったのですが、偶然、孵化した稚魚を見つけてしまい1匹だけ隔離して育てています。親水槽にプラケース隔離です。
冷凍ブラインシュリンプを1日1回のみ与えています。
いろいろ調べたのですが餌の量などについて書いているところがあまりなく、これでちゃんと育つのかと不安で、経験のある方に聞きたいと思いました。
あるくさん
こんにちは。稚魚が生まれたのは凄いことですね!
経験上、どの魚の稚魚もたくさんの餌を必要とし、かつ飢餓になりやすいです。水作フローボックスなどの隔離ケースに入れてその中にブラインを入れて食べる様子を見ながら調節するといいかもしれません。ブラインはしばらく生きているので扱いやすいです。日に3回ぐらい与えると成長が早いかもしれませんが、ブリーダーではないのでそこませ成長を気にしなくてもいいかもしれません。
また、余ったブラインは新しい塩水でタッパーで冷蔵保存すると数日は生きています。
あまりお役に立てずにすいません。