※魚の死体の写真がUPされています。苦手な方は、記事閲覧をお控えください。
こんにちは(o´▽`)ノ
今回は、インペリアルゼブラプレコの病気について記載して行きたいと思います。
病気である事が分かる事で対処が早くなるため、なるべく多くの写真を載せています。
※治療方法についてはまた、記載して行きたいと思います。
その他のインペリアルゼブラプレコの記事はこちら
インペの病気
私が確認した病気は、
・エロモナス病(一部ポップアイ)
・水カビ病
・白点病
・進行性の不明な病気
です。
メインはエロモナス病になります。尾腐れ病(カラムナリス菌)によるものは確認していない為分かりません。
エロモナス病
個人的に、プレコは強く、あまり病気にならない印象です。そんなインペの中で一番致死性の高いものはこちらの病気だと思います。
エロモナス病とは・・・・
ざっくり説明させていただきます。運動性エロモナス菌、非運動性エロモナス菌が引き起こす病気です。エロモナス菌と言ってもかなりの種がいるみたいです。風邪に似てますね。
赤斑病、ポップアイ、松かさ病と言った症状は、エロモナス病です。
エロモナス病は内臓がやられる病気かなと思っています。
特にインペに多いのは、赤斑病でした。
赤斑病とは
赤斑病は、皮膚や鰭に皮下出血性の赤斑が見られます。尾筒、ボディ、ヒレの付け根、ヒゲ等が赤くなりやすいです。
怖いのは、はっきり分かるレベルになる頃は、手遅れの場合が多いことです。病気の進行もとても早いです。
ここで、困った事は、インペは興奮すると全身が赤くなる個体がいます。喧嘩時や、取り出し時に赤くなります。
写真の個体達は、正常な個体です。興奮で赤くなりやすい個体でした。
これがあるので、見分けが難しいです。
今回沢山写真をご用意いたしましたので、参考にして頂けると幸いです。
原因
エロモナス菌は感染しにくい病気だといわれています。では、原因は何かと言いますと一般的に水質悪化と言われいます。
水質悪化し、個体が弱り、弱った所を感染するわけですね。
しかし、そちらもあるかもしれませんが、それ以上にストレスが原因だと私は思っています。
個体が多い、個体同士の喧嘩による状態の悪化が原因の1つだと思っています。画像の個体は舐められた後があります。
こちらも喧嘩した後です。尻尾が尾腐れ病みたいにばさばさになっています。尾腐れ病かと思いドキッとしますが、良く見るとちょっと違います(尾腐れ病だったらそれこそ胃が痛いです、、)
ちなみに、エロモナス病は尾腐れ病と違い他にうつりにくいため、発見しても尾腐れ病ほどは焦らなくてもいいかもしれません。ただ、水換えと飼育環境の再検討は必須だと思います。
赤斑病の初期症状?
気付く時は、内臓をやられており、手遅れに近いため、何とも言えませんが、
・呼吸がとても速い
注意深く見ていれば分かります。触れた後や、喧嘩した後ぐらいの速さです。
・筒に隠れない、反応が鈍い
いつもと少しおかしいなと思ったら注意して下さい。
実際の赤斑病の写真 ※閲覧注意
それでは、実際の写真をご覧下さい。それぞれ、生前後の写真となります。
○例1
最初尻尾の付け根がやたら赤いなと思いました。呼吸も非常に速かったです。
この時は、反応もよく元気だったのですが、、。
1週間治療いたしましたが、無念でした、、。私自身も辛かったです。
最初尻尾だけでしたが、頬にも転移してますね。ひげの部分は水カビ病にもなっていました。
○例2
こちらはの個体は、オス同士喧嘩し舐められ、赤斑病、水カビ病のダブルで感染しました。こちらも治療していましたが、瀕死になり見るに絶えず安楽死させました、、。
水カビをむしると最後はこのような形でした。
○例3
この個体は、最初に入っていたメスが気が強く、定着場所を見つけられなかった感じでした。早く他に移してあげればよかったと後悔しています。
右下の写真のように、他の水槽に移しても隠れようとしませんでした。
そして、水槽を移した次の日、お亡くなりになっていました。ポップアイも出ています。
参考
こちらの赤斑病の個体は、パラオトシンマクリコーダです。
水かび病
傷口から、水カビ菌が付着します。手で取り除けます。
よく残った餌についている白いふわふわも水カビですね。赤斑病になった場合は、エラにもよく付着していました。
写真は上記にあげましたが、下のようなものです。
白点病
ある意味おなじみの病気ではないでしょうか。他の病気に比べ治しやすいです。
申し訳ありませんが写真はありません。ベアタンクでもなりました。
白点病とは・・・
ウオノカイセンチュウ(イクチオフチリウス)という繊毛虫が魚に寄生することにより引き起こります。同系統の病気にコショウ病があります。
この繊毛虫が、魚に寄生し丸まると太ります。それが白点です。
ある時、その白点がなくなります。注意して欲しいのが治っていません。
繊毛虫が、宿主から離れて、分裂します。そして、生まれた新たな繊毛虫(数百数千らしいです)が水槽全体に広がります。
よくある話が、「白点がなくなった?」と思って暫くそのままにし、改めて水槽を見ると、「全部の魚に白点が、、、!?」と悲惨な事になります。
治療できますので早急に対処して下さい。私も治療しました。
進行性の病気?
2例あげたいと思います。それぞれ、それなりの期間(2~4ヶ月)生きました。そのため、上記に挙げた病気ではないと考えました。エロモナスかもしれませんが、、。
成魚
こちらの個体は、まず右目が飛び出ていました。ポップアイかなと思いましたが、数ヵ月生きていました。ずっと元気だったのですが、急に弱り始め、最後は、弱ってきて瀕死状態になりましたので、安楽死させました、、。
特徴としては、右目が飛び出る、こめかみがへこむ、ずっとヒレをパタパタしていました。
稚魚
こちらの個体は2ヵ月弱生きていました。
特徴は写真の通り一部頭が肌色です。最初は、こんなに大きくならなかったのですが、徐々に大きくなってきました。腫瘍?でしょう。
筒の中で死んだ個体
以前インペリアルゼブラプレコの飼育方法の記事で、書かせていただいた筒の中で挟まってお亡くなりになっていた個体です。
病気ではないですが、この記事なら写真を載せられるため載せます。
オスメスですので、オスメスの見分け方にも参考にして下さい。どちらがオスメスか分かりますか?答えは、まとめの所に載せておきます。
治療時の注意点
これだけは言わせてください。
水槽全体にエロモナスの治療として、グリーンFゴールド顆粒を入れた時がありました。
これで、治った個体もいました。しかし、産卵直後の何の病気にもなっていないメスが死にました。産卵後で疲れていたのでしょう。大失態でした。
皆様もお気をつけ下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本当に、亡くなった個体には本当に申し訳ないことをしました。書いている時に胃が痛くなってきました。
人間には色々な病気があります。魚も分かっていないだけで多くの病気があるのではないかと考えています。
重要なのは、水質の維持は当然として、魚が過ごしやすい環境の提供と思います。
ご覧頂きありがとうございましたm(_ _)m
雌雄の答え
左の写真
左オス 右メス
右の写真
左メス 右オス