こんにちは(o´▽`)ノ
アリゲーターガーが名古屋城のお堀で見つかり捕獲されたのは記憶に新しいと思います。その後、ガーが特定外来生物に指定され2018年4月1日より規制が開始されました。「ああ、アリゲーターガーが飼育が出来なくなったのか。」と漠然と思っていました。
しかしよく見ると、規制は、ガー科とされていました。スポッテッドガーも?と目を疑い調べてみました。
スポッテッドガーはどう?
結論から言いますと、スポッテッドガーも現在新しく飼育はできません。
スポッテッドガーは、古代魚として人気な種です。皆様も1度は目にした事があるのではないでしょうか。
アロワナやダトニオプラスワンと共に飼育されている所をよく見ます。熱帯魚屋さんでは、小さい個体がよく売られており(これもある意味問題ですが)、目にする機会が多い魚でした。なじみがある魚ですので少し寂しい気持ちになります。
規制はガー科全種
今回の特定外来生物の指定は、ガー科とガー科のハーフ全てです。
- ガー科(Lepisosteidae)全種
- ガー科に属する種間の交雑により生じた生物
スポッテッドガー(Lepisosteus oculatus)もアリゲーターガー(Atractosteus spatula)もロングノーズガー(Lepisosteus osseus)も皆ガー科です。全部飼育が難しくなりました。
アリゲーターガー
今は、飼育できませんが、プラチナアリゲーターガーもおり非常に美しかったです。
ガー科は7種しか居ない
ガー科は。1科2属7種しかおりません。リンクは、グーグル画像検索。
Atractosteus(アトラクトステウス) 属
アリゲーターガー (Atractosteus spatula )
キューバンガー (Atractosteus tristoechus)
トロピカルガー (Atractosteus tropicus )
Lepisosteus(レピソステウス) 属
スポッテッドガー (Lepisosteus oculatus)
ロングノーズガー (Lepisosteus osseus )
ショートノーズガー (Lepisosteus platostomus)
フロリダガー (Lepisosteus platyrhincus )
特定外来生物とは
【引用 環境省HP】
「特定外来生物」とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。
問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行うこととしています。
簡単に言うと、特定外来生物は飼育や売買、輸送など一切出来なくなります。また、許可なく飼育すると、「個人では3年以下の懲役や300万円以下の罰金、法人には1億円以下の罰金」が課されます。許可を得られれば、新しく飼育できますが、個人では難しそうです。
既にガーを飼育してる方はどうしたらいい?
すでにガーを飼育している方は、2018年4月1日から6ヶ月以内に飼育の許可を取る手続きが必要です。この記事が6月下旬作成していますので、後3ヵ月です。飼育されている方はお急ぎください。許可を得ずに飼育すると、法律違反になります。
環境省の申請用紙のダウンロードページです。施設の所在地、写真、見取り図など細かく記載しなくてはいけないようです。
ガーに似た熱帯魚?
全然違いますが、私はゴールデン・デルモゲニーが好きです。一時期はまっていました。共通点が口が長い(しかも下顎、、)というだけですが、、。安価で性格も大人しく、サイズも5cmで小さくハードルはかなり低いです。癒されキャラです。
因みに、カラシン科でブラントノーズガーという熱帯魚もいます。ガー科ではないので飼育できます。こちらも似てるかと言うと、微妙なところですね。
まとめ
特定外来生物法は、日本の生態系を守る重要な法律です。とは言っても、飼育されていた方は、許可を得ないとかわいいペットを処分をしなくてはいけないためきつい指定ですよね、、。
熱帯魚屋さんでは、飼育を4月前からされていると思いますので、飼育許可を得ている所があると思います。今度見かけたらじっくり眺めてみようと思います。
ご覧頂ありがとうございましたm(_ _)m