こんにちは(o´▽`)ノ
年賀状もそろそろ出さないと、1月1日に届かない時期になってきましたね。私も、年賀状を作成しているのですが、なかなか一言コメントが難しく悩んでいます。
謹賀新年、賀正などは、年賀状の常套句で「賀詞」と呼ばれています。いくつか賀詞がありますが、実は賀詞の中でも相手を敬う言葉、敬っていない言葉がある事をご存知でしたか?
4文字の賀詞が相手を敬う言葉
4文字の賀詞があります。謹賀新年、恭賀新年、謹賀新春、恭賀新春、敬頌新禧(けいしょうしんき)が4文字の賀詞です。
これらは、相手を敬う言葉が入っています。
例えば、謹賀新年は、「謹んで」が敬う言葉になります。
これらの言葉は、上司相手に使用しても良い賀詞になります。
それにしても、敬頌新禧(けいしょうしんき)は難しい言葉ですね。
2文字、1文字の賀詞は?
2文字の賀詞は、賀正、迎春、賀春などがあります。1文字の賀詞は、寿、福などが当たります。
これらは、相手を敬う言葉が入っていません。
賀正はもともと、恭賀新正の略ですし、迎春は迎春万歳が略された言葉です。もともとの「恭」や「万歳」は相手を敬う言葉ですが、2文字になると敬う言葉が無くなってしまいます。
1文字は言うまでも無いですね。
これら、2文字、1文字の言葉は上司には使わないほうが良さそうです。
「明けましておめでとうございます」は?
「明けましておめでとうございます。」は、丁寧語ですので敬う意味はありません。
Happy new year!も敬う意味は無いですね。
謹んで~申し上げますは?
「謹んで初春のお慶びを申し上げます。」
「謹んで新春のご祝詞を申し上げます。」
上記は、「謹んで」という言葉があるため、上司に使っても良さそうです。
「謹賀新年」+「明けましておめでとうございます」は良くない?
「4文字の賀詞」と「文章の賀詞」です。賀詞の重複になりますので使わないほうが良いです。
今年もよろしくお願いしますだけなら良いと思います。
ただ、「明けましておめでとう御座います」がないと寂しい感じがしますよね、、、。特に、コメントを思いつかない方には文章が減ってしまい難渋します。
まとめ
上司:謹賀新年等の4文字
同僚:賀正などの2文字、寿など1文字
詳細をあまり知らない方は気付かないので、セーフの場合も多いと思います。知っている方に使い分けると「こいつ分かっているな」と評価が上がるかもしれませんね。
言葉は移り変わる(言葉の恣意性)ものですから、時の移り変わりと共に言葉もマナーも変わっていくと思います。ただ、現状このようなマナーがある以上、知っておいて損は無いと思います。知っていて使わないのと知らなくて使わないのは大きな違いがあります。
私もマナーについては詳しくないので、良い勉強になりました。以後気をつけて行きたいと思います。
ご覧頂きありがとうございましたm(_ _)m