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ドワーフザリガニ

【奇形発生】ドワーフザリガニの夏場の酸欠・高温に注意!

※ドワーフザリガニは、2020年11月2日より、特定外来生物に指定されます。指定されましたら、個体の飼育、移動、繁殖、販売等が禁止されます。違反したら法に触れることになりますのでご注意ください。現在飼育している個体に限り、半年以内に飼育許可の申請をする必要があります。こちらの記事は、過去にこういったザリガニが飼育されていたと過去を忍んでいただけると幸いです、、、。アメリカザリガニ(Procambarus clarkii)は、指定されていませんので何か飼育のヒントになれば幸いです。

こんにちは(o´▽`)ノ

夏の時期に、ドワーフザリガニ(スケミッティ)が、脱皮不全になったり、奇形になったり、卵が孵化しなかったりという自体に見舞われました。

恐らくですが、原因は「酸欠」と高温によるストレスだと思われます。夏場は、クーラーを利用する、エアレーションを強くする、エアレーション効果のある濾過にするなど対策が必要だと思います。

ザリガニはエラ呼吸

ザリガニは、エラ呼吸で息をしています。脇腹辺りから水を吸って、口元から排出しています。

殻が透明なザリガニなどはエラが動いているのが透かして分かります。

よく原因不明の死の原因の1つとして酸欠が上げられるのではないかと思います。深い水槽に、水流なしで飼育していると溶存酸素が減少し最終的には、溺死してしまいます。

奇形のドワーフザリガニ

夏場に、ぱたんと稚ザリが増えなくなり、代わりに脱皮不全で亡くなる個体、奇形の個体が増えました。

下の写真のような個体が多かったです。

痛ましいですね、、、。申し訳ないことをしました。爪や脚が束のようになっています。

正常な個体は下のような感じです。

異常が生じた環境

時期:8月

クーラー管理:29℃

【水槽・濾過システム】

●60cm水槽 上部濾過

生じた影響:卵が孵らない、稚ザリが育たない

●90cm水槽 オーバーフロー

水槽自体は30℃越え

生じた影響:抱卵しない、奇形・脱皮不全

共にエアレーションなし

上部濾過やオーバーフロー水槽はエアレーション効果が高いため最初原因が分かりませんでした。

途中から、「酸欠では?」と思いエアレーションを行った所、脱皮不全になる個体が減ってきました。酸欠と高温によるダブルのストレスがザリガニの脱皮不全へ導いたのだと思います。

水温が高くなると、溶存酸素が減少する

水温が高くなると、気体の溶解度が低下します。また、代謝が活発になり酸素消費量が増えます。その結果、水中の溶存酸素が減少します。

温度(℃) 20 26 28 30
酸素飽和度(ppm) 9.1 8.1 7.8 7.6

シュリンプは、高温に弱いですが、エアレーションを強化すると通常より高温い強くなるという話しも聞きます。ザリガニも同様だと思っています。

酸欠のためかは分かりませんが、エラ部分?が黒くなっています。

通常固体の側面は黒色はしていません。

エラが飛び出た状態で脱皮した個体もおりました。

エアレーションの意味について

エアレーションは、泡で酸素を水中に溶かす他に、エアレーションによって発生する水流によって、水面に触れている水を入れ替える意味合いが強いです。酸素の泡より、水面のほうが空気に触れている量が多いそうです。

上部濾過やオーバーフローは、水流を作るため、「酸欠はないだろう」と思っていましたが、、実際起きてしまいました。この夏は例年より温度が高く猛暑でした。加えて、オーバーフローは、マグネットポンプの熱の影響でクーラー設定温度より温度が高くなる傾向があります。

まとめ

夏場は、ザリガニの状態を見ながら適宜、部屋の温度を下げる事や、エアレーションなどを行ったほうが良いかもしれません。一つの参考になると幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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