こんにちは(o´▽`)ノ
忘れた時に、コリドラスの部位の名称がすぐ分かると便利だなぁと思い、各部名称・模様についてまとめてみました。
※誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです。
部位名称
まずは、全てのコリドラスに共通する基本部位です。個体は、アドルフォイです。
①吻(ふん)
口とヒゲです。
吻(ふん、proboscis)とは、動物の体において、口あるいはその周辺が前方へ突出している部分を指す用語である。動物群によってその部位や役割はさまざまである。
コリドラスは、大別すると吻の形で、3タイプに分けることが出来ます。最も種類が多いのが、ショートノーズ(SN)タイプです。
骨格的には、ショートノーズとセミロングノーズが似ており、ロングノーズでは骨格の構造も他のタイプと異なります。
<例>
ショートノーズ(ステルバイ)
セミロングノーズ(シクリ)
ロングノーズ(セミアキルス)
②背ビレ
棘条(きょくじょう)と軟条から形成されます。
下の画像の【a】が棘条でヒレの1本目の棘です。【b】が軟条です。軟条は、通常7~9本あります。
※背ビレだけ、棘条・軟条と呼び分けるのではなく他のヒレも棘条・軟条があります。
ちなみに、コリドラスに良く似ている、エメラルドグリーンコリドラスと呼ばれていた、ブロキス・スプレンデンスは、正確に言うとコリドラス属ではなく、ブロキス属です。背びれは1棘10~18軟条を持つそうです。ちょっとした違いですね。
③胸ビレ
棘条は鋭く、刺されると痛いです。ゲオフロイは、この胸鰭が大きいのでデビルウィングなんて呼ばれています。
④腹ビレ
オスメスの形状を見るのに有用な部位です。メスは、腹ビレで卵をつつみ、水草や壁面に卵を産み付けます。
⑤尻ビレ
通常は、棘条1本、軟条6本から形成されます。
⑥脂(あぶら)ビレ
棘条のみで形成されています。私は何て呼ぶの暫く知りませんでした。
⑦尾ビレ
泳ぐ際に一番重要なヒレです。種類によって模様が様々です。
⑧骨板
側線(ジャンクション)に沿って、上下2列あります。脊椎骨が変化したものだそうです。一般の魚の鱗とは構造が違います。
⑨尾筒(おづつ)
尾ビレ側の付け根部分です。
⑩側線(ジャンクション)
体の中心にある骨盤の接合部です。体の中央にある線です。
名称不明
●コリドラスのエラ蓋付近の光っている部分
●アドルフォイやレセックスなどにあるオレンジやベージュのライン
●お腹側の、長方形の部分。雌雄判別に有効とブリーダー様からお聞きしました。
不明のままです。呼び方などご存知でしたらご教示ください。
模様
アイバンド
目の上を通る、メラニンの帯です。アイバンドがある種とない種があります。一番身近なのがパンダですね。
ブラックトップ
背ビレにある、黒い大きな模様の事です。背ビレに模様が入っていても、大きな模様でなければブラックトップとは呼ばないそうです。
同じ種類でもブラックトップに差がある種もあります。
パラレルライン
体中央(側線)を挟んで入る、2本の線です。パラレル(parallel)は、並列という意味です。コルレア(パラレルス)は、学名:parallelusです。パラレルラインがあるからパラレルスになったんじゃないかと思います。もしくはパラレルスがいるからパラレルラインという言葉が生まれた?
ジャンクションライン
側線に模様はいったものです。色々な入り方があります。
写真は、エヴェリナエⅡです。中心に線がジャンクションラインがあります。ぎざぎざで格好良いです。
ネットワーク模様
網目状の模様です。
レティキュラータス
トリリネアータスの頭部なども入る?
スポット?
ステルバイなどの模様をスポットと正式に表現するか分かりません。charmでは、黒い体に白のスポットが、、と説明されています。
ラージスポットアラグアイエンシスもいるので、やはりスポットという名称でいいのでしょうか?
アーチライン
体にアーチ状に入るラインです。
アークアートゥスが有名ですね。
写真は、エヴェリナエⅠです。エヴェリナエⅠは、アークアータスとレイコメラスの天然ハイブリッドだといわれています。アーチが、所々途切れておりブロークンとも言われているようです。
まとめ
各部位や模様についてまとめてみました。行き過ぎると解剖学の話しになってしまい、それこそ専門的な名称が与えられていると思います。あくまで、一般的に呼ばれている名称程度に思ってください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。