こんにちは(o´▽`)ノ
白点病に罹患した事を機に、白点病の治療薬である「アグテン」について、疑問点を日本動物薬品 株式会社サポートセンターに問い合わせてみました。
その回答についてまとめました。参考になれば幸いです。とても丁寧にお答え頂きました。しかも、質問した次の日には回答を頂けていました。
※ブログへの記載はサポートセンターの許可を得ています。
白点病の機序等については以下にまとめています。
≫白点病について、メカニズム・特徴・治療薬についてまとめました!
薬効期間や紫外線等について
Q薬効期間は2~3日と記載されていますが、再度投薬する場合は、2日か3日どちらが良いのでしょうか?3日では完全に薬効はなくなっているのでしょうか?
A 薬効は2日位から下がり始めますので出来れば2日後位にまず飼育水を1/3~1/2程度換水してから継続治療を行う場合、再投与(1からの全水量に対しての規定量)を投与して下さい。
Qアグテンは光で分解するのでしょうか?薬浴期間はまっ暗にしたほうが良いでしょうか?
A 確かに光(特に紫外線)に分解されやすい性質ですが通常の部屋全体を照らす天井の照明程度は問題有りません。窓側に水槽を置き一時的に直射日光等当たる場所等では、分解される可能性が有る為、その面を囲われた方が良いと思います。
Qアグテンは透明になりますが、透明になっても大丈夫でしょうか?また、リングろ材によって吸着してしまう事はあるでしょうか?
A 基本色素剤の為、透明に成ると薬効は薄れますが、通常1日程度でやや薄く成ります。 薬効は2~3日持続致します。
投与後数時間(2~3時間以内)で透明に成る様で有ればろ過材又敷砂に吸着されているか?また紫外線等により分解されている可能性が、御座いますので、水槽の設置状況等確認して下さい。
リングろ材の場合比較的吸着性は低いですが、一概には言えず、その商品の素材/特性に寄ると思います。
薬効について
Q白点病は、水温が高いほど活性が弱くなると思います。温度を高くした場合、薬が効きすぎ生体にダメージを与えることはあるでしょうか?
A 白点病は、水温が高くなると白点虫と言う寄生虫の生活史サイクルが、活性化します。水温を高くしたからと言って薬が効き過ぎ生体にダメージを与える事は考えにくいのですが、水温を上げ過ぎると水中に溶け込んでいる溶存酸素量が減り、魚の呼吸自体に負担が掛る場合が有る為、無暗に水温を上げず、熱帯魚でも高くて28~29℃位にして頂いた方が良いと思います。
Qコリドラスやプレコを治療する場合は、アグテンは厳禁でしょうか?もし規定量を少なくして投薬する場合は、白点病は治らないでしょうか?
A コリドラスやプレコでも問題は無いと思います。
※商品には古代魚/大型魚の使用は避ける事となっており、主な魚種と致しましては、アロアナ/レッドテールキャット等などの場合ですが、余程に大きなプレコ等の場合は注意して下さい。
使用期限について
アグテンに使用期限はあるでしょうか?
A アグテンの品質保証期間(使用期限等)は、基本御座いません。
保管時には高温多湿またマラカイトグリーン水溶液は特に紫外線に弱い特性の為、直射日光等当たらない場所にて保管して下さい。
その他
プレコが特に白点病にかかり易い事はあるでしょうか?
※プレコに何故か白点が集中していた為質問しました。
A 治療の件ですが、プレコだからと言って白点虫が寄生しやすいと言う事は考えにくいと思います。
ただ濃度的にアグテン投与量が、規定量の1/2濃度と言われる事で、薬効が十分に発揮出来ていない可能性は有ると思います。
またろ過材が、物理ろ過でのスポンジやウールマット程度で有れば差ほど吸着するとは考えにくいと思います。
他の例と致しましては、敷砂が大磯、南国砂などは、差ほど問題有りませんが、やや高価な観賞魚用の商品も増え種類により
吸着性の良い物を使用していた場合また直射日光や紫外線があたる環境の場合、薬効が弱まる場合が御座います。
お礼
この度は、サポートセンター様から数度に渡る質問にお答えいただきありがとうございました。非常に懇切丁寧なご回答まことに嬉しいです。
ありがとうございました。