こんにちは(o´▽`)ノ
今回はゼブラ模様と猫目がかわいい、インペリアルゼブラプレコの特徴や産地についてまとめました。
インペリアルゼブラプレコは非常に人気で、ワイルドの輸入が以前より難しくなったこともあり国内でブリードが盛んに行われています。
インペリアルゼブラプレコとは
インペリアルゼブラプレコ(Hypancistrus zebra)は、ナマズ目 ロリカリア科 アンシストルス亜科 ヒパンシ(キ)ストルス or ハイパンシストラス(Hypancistrus)属に属するプレコです。Lナンバーは、046。インペと良く略されます。
※Lナンバーとは・・・
ドイツにて提案されている、プレコに便宜的に与えられたナンバーです。学術的な意味は持ちませんが、輸入業者や輸出業者の間では世界的に広く使用されているそうです。キンペコでは、L333やL236、L066等があります。因みにコリドラスもありまして、こちらはCナンバーです。個人的にコリドラス界のインペリアルゼブラプレコと思っているコルレア(パラレルス)はC2です。≫インペリアルゼブラプレコとコルレアの同時繁殖は大変?
1988年に日本人が発見した超珍種。純白の白、白と黒のストライプ模様、猫目、青白く光るヒレ、サイズが小さい等様々な長所を持ち、プレコの知名度を一気に高めた存在です。
とてもかわいいです。水槽にいると目を見張ります。熱帯魚をあまり知らない方でもまず目が行くようです。
動画はインペリアルゼブラプレコのメスです。少し暗くなってすいません。本物はもっと美しいです。
最大サイズは9~10cm?程度までの成長で、小型プレコに分類されます。プレコは大型になる種が多い為、大きくならないのも人気の理由と思います。
最大長(サイズ)は、飼育10年目で9cmという情報があります。
寿命は、10年以上との事で長く楽しむことができます。
原産地
原産地はブラジルのシングー川。地図はシングー川の位置です。
アマゾンの川は、濁っているイメージですが、こちらの川は澄んでいます。シングー川やタバジョス川のような澄んでいる川は、「緑の川」と呼ばれているそうです。
因みに、キンペコの産地もシングー川です。
シングー川の様子はこちらの海外のサイトが写真を豊富に載せています。面白いですよ。
インペのワイルドは手に入らない?
※ワイルド:野生で捕獲された個体 ⇔ ブリード:繁殖された個体
2017年1月3日にインペリアルゼブラプレコが「ワシントン条約(サイテスCITES)Ⅲ」に入りました。Ⅲとは附属書Ⅲの事です。
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の附属書Ⅲの改正について 経済産業省PDF
附属書IIIとは
記載基準:締約国が自国内の保護のため、他の締約国・地域の協力を必要とするもの
規制内容:
- 商業目的の取引は可能
- 輸出国政府の発行する輸出許可書又は原産地証明書等が必要
重要なのは、『国際取引には輸出国政府の管理当局が発行する輸出許可書又は原産地証明書が必要。』
簡単に言うと、輸出国の許可がなければ輸出できなくなりました。もともと、シングー川のあるブラジルは輸出禁止(2005年)しています。サイテスⅢによりワイルドの輸入が更に難しくなったと思います。
そのため、ワイルドの流入が少なくなっていますのでワイルドは貴重な存在です。日々減っているでしょうし、、。これからはブリード個体で飼育する時代が来たという事だと思います。
ブリードの輸入は?
ワシントン条約の正式名称は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」です。
つまり、ブリードものは、野生種ではありません。情報が古いので申し訳ありませんが、F2(ワイルドの孫)以降は、規制が緩くなるそうです。フィッシュマガジン1991年1月号p118より
私自身もこのあたりは良く分かりません。
インペはやっぱり高価
インペリアルゼブラプレコは、ヤフオクでは、ワイルドで最低でも2~3万円以上(結果を出しているペアでは、10万円以上にも)、ブリード稚魚(3cm程度)4千~6千と非常に高価です。
1回の繁殖で10匹以上産むので、ブリードできたらと誰しも思うでしょう。何よりかわいいですし。
まとめ
インペリアルゼブラプレコを写真で見た時は、「このような魚がこの世に存在するのか!?」と驚きました。初めて飼育した時は、毎日仕事から帰って眺めるのが楽しみの1つでした。是非実物を見てみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。