こんにちは(o´▽`)ノ
初心者におすすめな魚として紹介されている事があるコリドラスですが、地面に接していることが多いことからある程度基本を抑えないとすぐに調子を崩してしまいます。
私自身飼育して、注意したほうが良いと思った事を記載したいと思います。
糞は食べない
まず前提としてコリドラスは糞は食べません。コリドラスは水槽のお掃除屋さんとして紹介されています。私は最初コリドラスは糞を食べて無くしてくれるものだと勘違いしていました。コリドラス入れておけばメンテナンスはいらないと思っていました、、。
コリドラスを入れておけば水槽(水質)が勝手にきれいなるというのは誤りです。
コリドラスも他の熱帯魚と同じように餌を食べて糞をします。掃除というのは、他の熱帯魚の食べかすを食べてくれるかもしれない程度の理解が良いかなと思います。
厳密にいうと違いますが糞を食べるのはシュリンプの方です。詳しくはデトリタスをご覧ください。糞に含まれる未消化の有機物とくっついている微生物を食べてどんどん細かくしていくイメージですね。
コリドラス飼育注意点
底砂が清潔でないとすぐ病気になる
個人的に一番の病気になる原因は、底砂の汚れです。常に底にいますから、底砂が汚いとヒゲが短くなったり、ヒレの形がおかしくなります。ヒゲも根元まで短くなったら再生しません。
そして怖いのが、エロモナス病です。原因不明?の死以外ではコリドラスの死因のNo1でした。一度エロモナスにかかると、回復が難しいです。「不治の病」とも言われています。ポップアイ、赤斑病、松かさ病もエロモナス病です。
写真は、恐らく赤斑病です。
目が飛び出るポップアイ
治療法
治療薬はあります。ただ、治せるかどうかといったら一か八かな印象です。
エロモナス病や尾腐れ病は非常に進行が早いです。時々刻々と体を蝕む病魔に対して、薬が手元にあるとすぐに対処できる為、細菌性へ対処する薬の1つは所持していたほうが良いと思います。グリーンFゴールド、エルバージュエースが有名どころです。
ナマズ系の魚は、薬に弱いので規定の半量をお勧めしている方が多いです。私はそれに習い概ね半量で投薬しています。薬を入れる時は、菌をなるべく減らす為に事前に水換えを行います。
≫【写真あり】穴あき病の症状・原因についてまとめました!治療方法は?
ワイルドには寄生虫がある
昔、初めて出会った時は何かわからず調べに調べた記憶があります。現地のワイルドには寄生虫が付いている場合があります。一度水槽に入ると、増えて他のコリドラスにも伝播します。
写真のように良くヒレの上端や、目に寄生していました。恐らくギロダクチルスかダクチロギルスのどちらかだと思います。
もし元気が無いなぁと思ったら、寄生虫かもしれません。ワイルドを導入される場合は、トリートメントをするか、ショップにトリートメント済みか確認したほうが良いです。このようなワイルドから持ち込まれる特殊な寄生虫は、水槽内では自然発生はしません。
治療法
この寄生虫は、トロピカルNで駆除しました。基本的に、ナマズなどは薬に弱い為、規定の半量が良いと言われていることが多いです。このトロピカルーNは非常に強い薬ですが、完全に死滅させる為に規定量の70%を1~2日入れました。70%という数字は、過去にそのようにやった方から聞いたからです。
写真は無いですが、入れた日には、バンドは消え個体は白くなりました(消えたバンドは戻ります)。それぐらい強い薬なのですが、落ちることなく寄生虫を駆除できました。
※あくまで一つの例です。薬の量については自己責任でお願い致します。
※寄生虫は、「ピロピロ」と表現されている事もあるので、寄生虫で苦しまれている方は「ピロピロ」で調べると打開策が出てくるかもしれません。イカリムシも寄生虫です。
病気にさせないポイント
砂は浅く敷く
私は最初これを知りませんでした。砂が厚いと、層の中に菌(特に嫌気性の)が沸きやすかったり、有害物質(硫化水素)が発生します。
そして、砂掃除をした時に中の菌や有害物質が外に飛び出し、生体ダメージを与えてしまいます。
また、砂は良いバクテリアの住処になります。コリドラスがもふもふする事で、いい感じに掘り起こされて酸素が供給され、アンモニアや亜硝酸を分解する細菌を育てます。
砂は1cm未満ぐらいで、時折底が見えるぐらいに浅く敷いた方が無難です。
≫【何故バクテリアが必要?】水槽内の浄化の仕組みについてまとめました!
底砂掃除は定期的に行う
底砂の汚れが一番病気になりやすいと思います。放っておくと結構溜まっています。
糞掃除の道具は色々使いましたが、個人的にはプロホースがお勧めです。
水換えは定期的に
熱帯魚飼育をして間もない頃は、換水の重要性について全く無知でした。足し水で良いと思っていました。足し水では、有害物質が蓄積されていくばかりです。熱帯魚屋さんに病気について聞くと、「水換えはされていますか?」と聞かれる確率がかなり高いです。答えの内容でどの程度経験があるが探っている感があります。水換えをせずに、水質が悪化すると尾腐れ病(カラムナリス菌)の原因にもなります。こちらも致死性が高いです。
水換えの目安は1週間に1度、1/3~2/3かと思います。
夏場の高温に気をつける
適正温度が低いコリドラス(コルレア、バルバータス等)は、高温に注意です。コルレアは、ショップで30度程度でも大丈夫と伺い夏場は30度を上限に飼育していましたが大量死してしまいました。勿論高温だけが原因ではないとは思いますが注意です!
病気のコリドラスの見分け方
1匹でポツンとしている
日常の観察を行っていると、「何となく調子悪そうだな」と直感的に分かる事も多いです。
一番分かりやすいのが、群れ?から離れてぽつんとしている時は調子が悪い印象です。コリドラスは、種が違っても群れることが多いです。隅で数回ぽつんとしていたら、病気を疑ったほうが良いです。
写真は実際病気だった個体です。
すぐに逃げない
また、コリドラスは臆病で顔を近づけるとすぐ逃げます。餌を毎日やってるのになつく事は少ないです、、、。いつもより逃げるのが遅かったり、逃げなかったりすると調子が悪いことが多いです。
また、経験的に簡単にすくえる個体は病気である確率が高いです。通常コリドラスは簡単にはすくえません。
餌食いや泳ぎ方、外見(ヒレがばさばさだったり)も重要な評価ポイントです。ヒレのばさばさは早急に対処して下さい。尾腐れ病の可能性があります。
常にホバリングしている
こちらも経験ですが、常にホバリングしている個体は確実に病気でした。エロモナス病かな?と思っています。
こちらのコリドラスは泳ぎ回っていますが元気だと思います。近づいてすぐ逃げたり、地面に留まった時にヒレを動かしているかどうかがポイントです。常にヒレを動かしていたら注意です。近づいたらすぐに逃げてしまうためこの動画の撮影には苦労しました。カメラを構えて、水槽の前でじっとしていました。
元気の良いコリドラスは、、、
元気のよいコリドラスは、じっとしている時、腹鰭で立っている時が多い気がします。
コリドラスはかわいい
色々記載しましたが、やっぱりコリドラスは可愛いです。何故か同じ方向にみんな向いてたたずむ姿、ぼけーっとしている姿、食事をしている姿、、、癒されます。
コリドラスは通販で購入できる
御三家やステルバイ、ジュリー(トリリネアータス)、パンダあたりは、多くのショップで販売されていますが、マニアックな個体はあまりいません。
本当は、自分でセレクトするのが一番なのですが、マニアックな個体を多数そろえているショップは少ないのが現状です。私は田舎に住んでいますので、余計に大変です。
調べてみるとお分かりかと思いますが、通販で様々コリドラスが販売されています。
下の案内は、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングそれぞれで「コリドラス」として検索した結果です。いろいろな種類がいて面白いですよ。
5chのコリドラススレをまとめています
皆様の飼育経験は貴重だと思います。現在なるべく飼育者目線で良いなと思ったコリドラスの掲示板のまとめ記事を作成しております。内容は賛否両論あると思いますが、私はそれでいいと思います。
よろしければご覧下さいね。
まとめ
個人的には、非常に強いわけではないけど、飼育のポイントを抑えていれば死にやすい魚ではないと思っています。また、コリドラスの種の中でも、強い弱いがあります。青コリは伝説がありますしね(笑)。ネタにされるぐらい強いよという事だと思いますが。
コリドラスは色々な種があり、コレクションには最適です。是非コリドラスライフを満喫して頂きたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。