こんにちは(o´▽`)ノ
角が可愛く、カラーも楽しめるラムズホーンですが、飼育環境によっては増えすぎてしまいます。
今回は、増えすぎてしまったラムズホーンの原因と対策について記載して行きたいと思います。



ラムズホーンが増えてしまう原因
ラムズホーンが増えてしまう原因は、食べる餌があるからです。
餌がラムズホーンに行き渡るぐらい水槽に放置されているからだと思います。ラムズホーンは食欲・繁殖旺盛ですから、餌があると、どんどん大きくなり、どんどん卵を産みます。
餌が多い水槽
写真はラムズホーンを専用で飼育していた水槽です。

卵が沢山くっついています。

卵の拡大写真です。9個ぐらい卵がありますね。

餌が少ない水槽
1枚目は、全く餌を入れていない、空回しの水槽です。ここラムズホーンを入れて数ヶ月飼育していましたが、増えていません。自然繁殖した、微生物(ベントス?)などを摂取しているためか、絶えることもありませんでした。白いのは、死んで殻になった個体です。自然淘汰され適切な数になっています。

2枚目は、チェリーシュリンプがいる環境であまり餌を入れなかった水槽です。気づいたら殻が沢山転がっておりびっくりしました。エビに先を越されてしまったのだと思います。

動画です。
増えすぎた時の対策

餌がラムズホーンにあまり行き渡らない様にする事です。
ただ、飼育している生体によってなかなか難しい面があります。プレコやザリガニ(アメリカザリガニはラムズホーン食べちゃいますが、、)は結構散らかしますし、ディスカスも食べ残しが地面に落ちます。
2日に1回餌を与える
状態を見ながらですが、2日に1回餌を与えて見るのもおすすめです。
2日に1回餌を与えていた時がありましたが、問題は特に無かったような気がします。2日に1回にする事で、生体の食欲も増しますので、水槽内の餌が残存している時間が減るかも知れません。
スネールイーターを入れる
魚のスネールイーター
スネールイーター、、、つまり、貝を食べる生物兵器を導入します。
スネールイーターで有名な個体が下記の四種類です。
チェリーバルブ以外は、ちょっと癖があり混泳には注意が必要です。混泳している魚のひれをかじったり、シュリンプを食べたりします。ザリガニは、魚も食べちゃいます。
≫【世界最小!?淡水で飼育できるフグ】アベニー・パファーの温度、餌、繁殖、水槽等についてまとめました!
チェリーバルブはコイ科の仲間で、髭がキュートです。特にオスは強い赤色に染まり綺麗です。小さいスネールや、プラナリアを食べると言われています。エビも食べるので注意です。
ちなみに、セスジビルやウマビルも食べます。よく脱走しますし、好みも分かれます。
↓ヒルが苦手な方は閲覧注意です。実は人気記事です。
貝のスネールイーター
貝を食べる貝もいます。
その名も、キラースネールです。キラースネールは、爆殖はしないものの、貝を駆除しようとして、キラースネールが増えたら本末転倒なため、数を少なめで入れると良いかもしれません。ラムズホーンが0になるのも悲しいですしね。私も飼育していますが、結構活発に動いています。
シュリンプを入れる

チェリーシュリンプもおすすめです。彼らも食欲旺盛で、良く残りの餌を食べてくれます。魚が届かない狭い場所にも入り込んで食べてくれます。ラムズホーンとシュリンプを餌を減らして実験してみましたが、残ったのはシュリンプでした。
チェリーシュリンプについて【激変】カラーチェリーシュリンプを屋外飼育すると?で記載していますのでご覧下さい。シュリンプは見ていて飽きないです。癒しですね。
糞、残り餌掃除をこまめに行う

魚の未消化の糞も、ラムズホーンにとっては良いえさになり得ます。また、食べられずに残った餌そのまま放っておくと良くありません。
餌が長時間残っている場合は、餌の量を減らすなど対策をして下さい。環境が悪いと餌食いも全体的に低下します。餌食いが悪い場合は、水換えや環境を再度見直してみてください。
≫【水作プロホース使用】水槽の糞掃除を簡単に行う方法について
レイアウトをシンプルに
石や流木の下には糞や餌が貯まっている事があります。なるべくシンプルな構成にすると、隠れてしまう餌や糞が減ります。ただし、レイアウトを楽しむのもアクアリウムの醍醐味ですから、難しい所です。掃除しやすくて、水の流れが良いブランチウッドなどを利用しても良いかもしれません。
薬剤を利用する
貝を駆除・減らす薬剤も販売されています。
AZOO(アズー)貝除去液、スネールバクターが有名です。
AZOO貝除去液は、貝だけでなく、貝の卵、ヒドラ、プラナリアに効果がある薬品です。ただし、シュリンプには影響を及ぼすので注意です!
スネールバクターは、海藻抽出物質のパウダーです。貝を麻痺させる効果があります。基準濃度では、水草、魚類、シュリンプに害は認められないとの事です。
どちらも全ての貝に影響を及ぼしますので注意です!
水質改善する
水が汚れていると、生体の餌食いが落ちます。餌が長く放置されれば、ラムズホーンの餌にもなります。
生体が餌を入れてもすぐに食べ始めない場合は、とりあえず換水し、餌、水質の検討した方が良いかもしれません。
ラムズホーンの簡単な回収方法
ラムズホーンを回収するのは結構面倒です。
ラムズホーンは、ざらざらしている所や影を好むのか、陶器に良く集まります。よく熱帯魚屋さんで売っている土管によくひっついています。私の水槽では、ラムズホーンが集まりやすい場所があり、そこに置いておくと効果的でした。集まらなかったらごめんなさい、、

またシェルターにも餌がない時によく集まっていたような気がします。

ざらざらして、影がちょっと出来るものを置いておくと良いかもしれません。
罠を作ってみました
ラムズホーン回収ボックス(罠)を自作してもいいかもしれません。結構採れました。

ちなみに、正規品で貝とーるという商品も販売されています。面白いネーミングですね。
増えすぎたラムズホーンはどうしたらいい?
ラムズホーンが増えたという事は、それだけ水槽内の栄養が多いうという事です。違った見方をすれば、余分な栄養がラムズホーンになってくれたという事ですので水質悪化予防になっているかもしれません。糞はエビの良い餌になるとも言います。
問題は掃除してくれて、増えたラムズホーンをどうするかです。命ですから、処分も抵抗あります。放流は絶対してはいけません。
そういった時におすすめなのは、めだか等のビオトープに入れることです。ミナミヌマエビやチェリーシュリンプを入れておくとめちゃくちゃ増えるので面白いですよ。下の画像の容器では数百匹エビが増えていました。

ビオトープにいた個体達です。どうしても殻の質は落ちます。ブルーが茶色に見えたり、ピンクがレッドに見えたりします。

また、ヤフオクを通して、ラムズホーンを譲るというのも1つの手段です。一度ヤフオク!で「ラムズホーン」で検索してみてください。沢山出品されております。気になる発送方法は以下にまとめました。
まとめ
以上、ラムズホーンが増えすぎた原因と対処法でした。
ラムズホーンが適切な数がいる水槽は、上手くいっている水槽ではないかと思っています。ラムズホーンが増えすぎてしまった場合は、水槽環境の再検討をされると良いかもしれませんね。
ご覧頂きありがとうございましたm(_ _)m